院長の木山　洋之と申します。よろしくお願いいたします。

私は大学卒業後、整形外科の臨床一筋に歩んでまいりました。20年以上にわたって様々な病院で手術を中心とした診療を行う中、やむなく寝たきりとなり施設に入る高齢の患者さんを非常に多く診てきました。特に高齢者の骨折ではそれまで自分の力で歩けていた患者さんが、たった一度の転倒をきっかけに急に歩けなくなってしまうことが多々あります。どんなに良い骨折の手術をすることよりも、骨折を予防することの方がはるかに重要だと痛感しております。クリニック開院における私の一番の目標は、当院を受診する患者さんが寝たきりになることなく健康な人生を送っていただくことです。

現在、高齢者の方々が要介護となる原因は、認知症、脳血管疾患、骨折や関節の変形などの運動器疾患がおよそ四分の一ずつとなっています。適切な運動は筋力や歩行能力の維持だけでなく、生活習慣の改善により認知症の予防効果も認められております。ですから、適切な運動習慣を維持することは何よりも大切だと考えています。当然のことながら、運動していくためには確実に痛みを取り除くことが必要になります。痛みの治療と運動リハビリテーションの両輪で地域の皆様の健康寿命を延ばし、5年後、10年後になっても当院を受診してよかったと思っていただけるよう精一杯尽力してまいりますので、末長くよろしくお願いいたします。

院長 木山　洋之

略歴

平成11年	大阪大学医学部卒業、医師免許取得
平成11年	大阪大学整形外科教室に入局
平成11年 ～ 平成28年	大阪大学の関連病院で整形外科勤務 大阪大学医学部附属病院、八尾市立病院、大阪警察病院、大阪中央病院、友紘会総合病院、協和会協立病院など
平成28年	恵仁会田中病院整形外科
令和4年	きやま整形外科　痛みとリハビリクリニック　開院