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骨粗鬆症

骨粗鬆症の治療

骨粗鬆症は多くの高齢の女性に発症しています。

70代女性の3人に1人、80代女性の半分が骨粗鬆症になっています。

骨粗鬆症を放置すると、ちょっとした動作でも背骨などの骨が骨折することがあります。

症状

「いつの間にか骨折」といって、高齢者の背骨の骨折のうち2/3は自覚症状がないと言われています。

転倒などのきっかけがない背骨の骨折では痛みは鈍く、いつもの腰痛が治りにくいなという程度しか感じません。

本人も気がつかないうちに骨折を繰り返すことで少しずつ背骨が変形してしまいます。

原因

骨は新陳代謝をして常に生まれ変わっています。正常な骨では破骨細胞がほんの少しだけ骨を溶かし、そこに骨芽細胞が新しい骨を作るサイクルで、古い骨が新しい骨に少しずつ作り替えられるバランスが保たれています。

しかし閉経後の女性では、女性ホルモンの低下によって破骨細胞が活発化して骨の新陳代謝のバランスが崩れ、気づかないうちに骨の量は徐々に減少してしまいます。他の病気の合併があったり体質によっては急速な骨密度の低下が起きることがあります。

治療

‌性別や骨密度によって使用する薬は様々です。まだ早期の骨粗鬆症で骨密度が保たれていて骨密度の減少を防ぐだけで良ければ、内服薬だけでも十分な効果が期待できます。しかし進行した骨粗鬆症では、すでに骨密度が低下してしまっていて骨折の危険性が高いため、注射薬を使用して速やかに骨密度を増やす必要があります。

現在使用されている注射薬なら骨密度の増加、骨折の予防などの効果が非常に高くなっています。

骨密度の測定

当院ではDEXA法といって最も信頼性の高い方法で、骨折予防に最も重要な腰椎と大腿骨での骨密度の測定を行っています。

骨密度の減少が見つかれば、さらに採血検査を追加します。採血検査の結果で骨粗鬆症の原因や、現在の骨の新陳代謝の状態をしっかり評価し、骨密度が増えるために最適な治療を積極的に行っております。

‌骨折の予防

骨折の予防には骨密度を増加させるだけではなく、転倒しない脚力も必要になります。

日常生活での運動習慣がとても重要ですし、当院の特徴でもあるリハビリテーションで積極的な歩行訓練を行い、転倒予防に努めております。

骨粗鬆症が気になったら、お気軽にご相談ください。

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